第1問 欧州中央銀行が、賃金協定をもとにした賃金の伸びの試算を更新した。欧州中央銀行はこの試算で何を見ようとしているか?
- 賃上げの勢いが2027年に急に止まると見て、すぐに政策金利を下げる根拠として使おうとしている
- 賃上げの勢いが2027年も2%台後半で続きそうかを確かめ、物価の先行きを判断する材料にしようとしている
賃金協定は先の期間の賃上げを前もって決めるため、集めて並べると賃金の伸びの先行きが早く見える。賃金はサービスの値段に響きやすく、中央銀行は物価が目標に落ち着くかを判断する材料にする。今回は一時金を除く伸びが2026年より少し高い。読み解く勘所は、2027年分は対象の労働者がまだ少なく、数字が動き得る点だ。
欧州中央銀行、27年1〜9月の妥結賃金の伸びを2.8%と試算
欧州中央銀行は11月4日、10月中旬までに結ばれた労使の賃金協定から妥結賃金の伸びを試算し直した。一時金を除いた伸びは、2026年の2.6%に対し、2027年1〜9月の平均で2.8%だった。2027年分は、試算に入る労働者の割合がまだ低い。
欧州中央銀行
欧州中央銀行は11月4日、10月中旬までに結ばれた労使の賃金協定から妥結賃金の伸びを試算し直した。一時金を除いた伸びは、2026年の2.6%に対し、2027年1〜9月の平均で2.8%だった。2027年分は、試算に入る労働者の割合がまだ低い。
欧州中央銀行